
「新興国株(エマージング株)は伸びそう。でも怖い」──結論から言うと、初心者でも“やる”価値はあります。ただしコツは、当てにいくのではなく**「少額・分散・長期」で設計して持つこと**です。
新興国株とは?
新興国株は、経済成長の途中にある国・地域の企業に投資する株式(または投信・ETF)です。代表的な指数の一つにMSCI Emerging Markets Indexがあり、対象国として中国・インド・ブラジル・韓国・台湾などが含まれます(国リストはMSCIのファクトシートで確認できます)。
新興国株の魅力(やる理由)
- 成長の伸びしろ:人口増や都市化の追い風がある国が多いです
- 分散になる:米国や日本だけに偏らず、投資先の地域を増やせます
ただし最大の壁は「ブレ」
新興国株は値動きが大きく、下落も急になりがちです。さらに円で運用すると為替の影響も受けます。ここで大事なのは、下がっても積立を止めない“仕組み”を先に作ることです。
NISAで始めるメリット(制度の要点)
NISAは運用益が非課税になる制度です。2024年からのNISAでは、非課税保有期間が無期限、制度が恒久化され、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能です。年間投資枠は、つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円(合計最大360万円)と整理されています。
また、生涯の非課税保有限度額(総枠)は1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円が上限です。
さらに、商品を売却した場合は翌年以降に簿価(取得金額)分の枠を再利用できます。
初心者の最短ルート(手順3つ)
1)NISA口座を用意します
2)新興国株はインデックス投信を1本選びます(まずはこれで十分です)
3)毎月積立にして放置します
※なぜ積立?金融庁は、積立投資が一括投資より高値づかみ等のリスクを軽減し得る点や、分散投資の重要性を説明しています。
よくある疑問(超ざっくり)
Q. つみたて投資枠と成長投資枠、どっちですか?
A. まず「買いたい商品がどちらの枠の対象か」を確認します。投信で積立中心なら、つみたて投資枠から始めるのが分かりやすいです(併用もできます)。
Q. いくらから始めればいいですか?
A. 月1,000円でもOKです。続けられる金額が正解です。迷うなら「月3,000〜10,000円+年1回だけ見直し」くらいが現実的です。
商品選びのチェック(これだけ)
- 連動指数(MSCI系かFTSE系か)
- コスト(信託報酬など)
- 国の偏り(“新興国”でも特定の国の比率が大きくなります)
失敗しにくい運用ルール(おすすめ)
- 比率は小さめから(まずは“スパイス”)
- 年1回だけ見直す(頻繁に売買しない)
- 下落時ルールを固定(例:下がっても積立は継続)
まとめ:新興国株をNISAで“やる”なら
新興国株は夢がありますが、勝負どころは銘柄当てではなく継続設計です。NISAの非課税メリットを使い、インデックス投信を少額で積み立てる──これが初心者のいちばん現実的な「やる派」戦略です。
(免責)本記事は一般的な情報で、特定の商品の売買を勧めるものではありません。


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